英語が苦手な小学生でも楽しく続く勉強法【元担任が実践】

英語学習

「うちの子、英語が嫌いで全然やろうとしない」「授業についていけなくて自信をなくしてしまっている」——英語の苦手意識は、一度できてしまうとなかなか消えません。でも、諦める必要はまったくありません。
担任・塾講師として15年以上、「英語が嫌い」と言っていた子どもたちに何人も会ってきました。英語の苦手意識は「学習方法が合っていない」だけの場合がほとんどです。方法を変えれば、どの子でも変わります。

英語嫌いになる本当の原因

塾で「英語が嫌い」な子に話を聞くと、多くは次のどれかに当てはまります。

原因①「わからない」が積み重なっている

学校の英語授業についていけず、「自分は英語ができない」という思い込みができてしまっている状態。実際には基礎からやり直せばすぐに追いつける場合がほとんどです。

原因②「聞き取られない・間違えた」経験がある

子どもの心は繊細です。一度間違えて恥ずかしい思いをしたり、「もう一回言って」と数回言われると発音が違うのかもと思ったりすることで、英語嫌いの根本になっていることがあります。

原因③「なんのために覚えるの?」と思っている

英語を使う場面が想像できないと、単語や文法を覚えるモチベーションが生まれません。「いつか役に立つ」では子どもには刺さりません。
苦手意識の裏には必ず「きっかけ」があります。まずそこを見つけることが第一歩です。

楽しく続けるための5つの方法

方法① 好きなものに英語で触れる

マインクラフト・アニメ・スポーツ・音楽——お子さんが好きなジャンルの英語コンテンツを探しましょう。「勉強」ではなく「趣味の延長」として英語に触れることで、苦手意識が薄れていきます。塾でも、大好きなサッカー選手のインタビュー動画を英語で見るようになった子が、一番英語力が伸びました。

方法② 「できた!」を毎回作る

英語嫌いの子には、絶対に「できる問題」から始めてください。難しい問題をやらせて「また間違えた」という体験を重ねると、苦手意識はさらに強くなります。「今日は5つの単語を覚えた」「挨拶が言えた」という小さな達成感の積み重ねが、英語嫌いを変えます。
「今日できたこと」を毎日1つ見つける習慣が、英語嫌いを「英語好き」に変えます。

方法③ 間違えても絶対に笑わない環境を作る

家庭では「間違えても大丈夫」という空気を徹底してください。お子さんが英語で何か言おうとしたとき、発音や文法が間違っていても絶対に笑ったり、訂正で傷つけたりしないこと。「あなたが英語に挑戦したこと」を褒めることが最優先です。

方法④ 「英語が使えた体験」を意図的に作る

外国人観光客に声をかける機会、英語の歌を一緒に歌う、好きなゲームの英語版で遊ぶ——日常の中で「英語を実際に使えた!」という体験を意図的に作りましょう。「英語って使えるんだ」という実感が、苦手意識をぐっと和らげます。

方法⑤ 目標を「英語を話せるようになること」にしない

漠然と「英語が話せるように」を目標にすると、達成感が生まれにくいです。「今月は動物の名前を10個覚える」「英語で自己紹介を言えるようにする」など、具体的で短期的な目標を設定することで、子どもは達成感を持ちながら進めます。

親が「やってはいけない」こと

NG① 「なんでこんなことも覚えられないの」
→ 比較や否定は英語嫌いを加速させます。子どもは「自分のペースでやっていい」と思えると伸びます。
NG② 「あなたは英語が苦手だから」とラベルを貼る
→ 「苦手」という言葉は子どもに深く刺さります。「まだ慣れていないだけ」という言い方に変えましょう。
NG③ 「毎日絶対やらせる」と強制する
→ 強制は反発を生みます。「10分だけやってみよう」と小さなハードルで誘うほうが長続きします。

まとめ:英語嫌いは必ず変えられる

担任として、「英語が大嫌い」と言っていた子が、ALTの先生の適切な方法とサポートで英語が好きになっていく場面を何度も見てきました。大切なのは「できない」を責めず、「できた」を一緒に喜ぶこと。それだけで、子どもの英語への向き合い方は大きく変わります。
お子さんの英語嫌いが長引いている場合は、専門家に相談することも一つの選択肢です。お子さんの苦手の原因を一緒に見つけ、楽しく続けられる方法を探していきましょう。

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